海-クジラ裁判所は一定の安全対策を行っていることで知られています。希望をすれば誰でも裁判を傍聴することは出来ますが、いわゆる危険物の持ち込みがないかを確認するために手荷物検査をするのが一般的です。そこには金属探知機が用意されており、裁判関係者に害が及ぶことのない様に管理されています。
しかし持ち物に関して制限されるのは危険物くらいです。録画や撮影が禁止されている法廷内であってもカメラや録音機が没収されることはありませんが、法廷内において撮影や録画、録音を行った場合には没収されることはあります。これは法廷警察権を持っている裁判長の指示に反した場合に認められる正当な行為であり、拒否することは出来ません。


この様に録画や録音、撮影が禁止されている背景には裁判が厳粛に行われるように配慮されているという解釈が成り立ちます。証人が出廷して証言する場合にはかなりの緊張が強いられることが容易に想像できるため、少しでも良い環境で証言することができるように録画や録音による記録を禁止し、撮影も不可としているのです。そのため許されているのはメモだけであると言えるでしょう。テレビでの裁判の様子の報道に画像ではなく絵を使用するのはそのための結果なのです。