海07裁判に関する報道をニュース等で見るとき、そこには写真が存在しておらず、何故か法廷画であることを疑問に思ったことがある人は少なくないと思われます。これは裁判を行っている法廷は写真撮影は勿論、録音も行ってはならないとされているからであると言えます。このことは昔から継続されている慣習であり、裁判長の許可を得れば可能になる仕組みではありますが、許可が下りる可能性はないと言えるでしょう。
この様な措置が行われている背景には、裁判を受けている被告、原告、そして証人に対して過度の緊張が加えられる環境では重要な証言が難しくなるという配慮によるものとされています。重要な裁判において背後にテレビカメラがずらりと並んだ環境において一挙手一投足が全て記録されている環境では普通の人は委縮してしまうという当然の配慮です。


裁判所の法廷においては裁判官の法廷警察権が認められているため、傍聴者の自由は制限されますので、裁判所法71条2項を根拠として撮影や録音を行うことは許可されないのが慣習です。裁判は憲法によって公開することが求められていますが、裁判所にくればいつでも自由に見ることができるという環境が維持されていることにより公開されているという判断につなげることが出来ます。